ガラスを割る

歌詞を聴く習慣がないので、歌詞は別に読み込むしかない。
欅坂の新曲『ガラスを割れ!』、平手の男形も堂に入ってるしハードロックも良いんだけど、既存の男性グループがやってることに近づきすぎると新鮮さは薄れるよなというのが正直な感想でした。

女性グループがこれをやるんだという意外性も、だんだん薄れて行くので、よほど意外なモチーフに取り組むのでない限り男性的な表現を連続でやるのは今回までが限界なのでは?と思うのですが、どうでしょう。
そもそも女性グループが男性的な表現に取り組むことに価値がある訳ではない。欅が受けたのはアイドルがこれをやるのか!という意外性の部分が取り沙汰されがちだけど、本当の魅力はこれは彼女たちにしかできない、と思わせるネタ選びの絶妙さだったと思うんだよな。そのような魅力が少しずつ失われていくような寂しさがある。あまりにベタ。
でも商業的にはメディアで紹介しやすいように「女子が男性的な表現をやる」というところに焦点が絞られていくのはある意味正しいというもどかしさがあります。
秋元グループにありがちな短絡的な価値観が持ち込まれ始めているような嫌な感じと、それはそれとして様々な表現を経験値にしてグループとして成長していく欅への期待が入り混じって複雑。

まあでもこれは第一印象でしかないので読みこんでいくうちに印象は変わるかもしれない。

とりあえず衣装とダンスには全幅の信頼がある。
それにしてもガラスを割れってもろに尾崎では?
対象年齢を上げて行く狙いもあるのかも。